婦人科
診察は、内診台という婦人科特有の検診台にのって、子宮・卵巣・腟の状態を確認するため内診(腟とお腹の上両方からの診察で子宮や卵巣が腫れていないか、痛みはないかなどをチェックします。)・超音波・おりもの検査などを行います。
性交の未経験の方は、内診ができませんのでお腹の上からまたは肛門からの診察になります。
「ちょっとおりものがへんな気がする」
「クラミジアなど、性病が心配」 「月経痛が強い、月経量が多い」
「月経が不規則」
「子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍が心配」
「貧血が心配」
などに対して、分泌物検査・血液検査・超音波検査などを行います。
月経痛や月経不順には漢方薬を用いて症状の緩和、月経の周期改善がみられます。
勿論、「外陰部の形が気になる」とか「何か腫れている様な気がする」など、チョッと心配だけどなかなか相談する機会がないなどとお考えの方も一度受診してみてはいかがでしょうか?
子宮頸ガンの検査は年1回行うことが望ましいとされています。特に更年期以降で不正出血がある方は子宮体ガン検査も必要です。
卵巣については同時に超音波で腫れていないかどうかをチェックすることができますので、お申し出ください。
通常、夫婦生活をもって1年以内に90%の方が妊娠すると言われています。なかなか赤ちゃんができない場合は検査や治療が必要かもしれません。
当院ではホルモン異常、子宮卵巣の状態、卵管通過障害、男性因子など、原因検索を行いながら、タイミング指導、漢方薬、排卵誘発剤の使用、人工授精を行っています。
ここまでの治療で1年以内に約50%以上の患者さんが妊娠していきます。
ほとんどの方が漢方薬を内服しながらの治療を受けていらっしゃいます。
それ以降、なかなか妊娠しない方やもっと早くステップアップしたい方には患者さんと相談し、体外受精など1歩進んだ治療ができる施設をご紹介させていただいています。
また、専門の施設で治療を受けたいがどんな治療をするのか?どこに行けばいいのか?わからない方もお気軽にお尋ねください。御紹介いたします。
女性は40歳を過ぎる頃から卵巣の機能が徐々に落ちてくるといわれています。現在、日本人の閉経年齢は平均50歳でその前後の女性ホルモンの分泌が不安定な時期を更年期と呼んでいます。
現在の日本の女性の平均年齢は80歳をこえており、更年期以降の30年間を充実したものにするための、疾病予防や悩み相談も産婦人科の重要な役割となってきていることを実感しております。
そのために薬のメリット・デメリットを知り、何が自分に必要かを知ることが大事です。
2002年より新聞で盛んに取り上げられていたホルモン補充療法の乳がんに対するリスクに対する話は、2002年の米国WHIや2003年の英国Million Women Studyの結果から引用されています。
それをふまえて日本更年期医学会は次のようにホルモン補充療法に関して考え方を示しています。
- 乳がんのリスクはエストロゲン単独よりもエストロゲン・黄体ホルモン併用で高くなる。
- ホルモン補充療法の種類・投与法が異なっても、乳がんの発症リスクは変わらない。
- 治療期間が1年以内でも乳がんのリスクは増加する。
- 肥満がなくてもホルモン補充療法により乳がんのリスクは増加する。
- ただしこれは英国の検討結果であり、すべてが本邦で当てはまるとは限らな
いが、以上のリスクとベネフィットを熟考しながら治療法を選択していくことが必要であると考えられます。
現段階では、のぼせ・発汗がひどく生活に支障がある方にはホルモン補充療法を数ヶ月間〜数年、短期で行い、徐々に漢方薬やその他の薬に切り替えていくようにしています。
その他の不定愁訴には、はじめから漢方薬や抗不安薬、入眠剤を用いています。
最近では、大豆イソフラボンのサプリメントを用いることで症状の軽減をはかることができます。
効果はホルモン補充療法と比較するとややマイルドですが、症状の軽減や成人病の予防効果がかなり期待できます。
大豆イソフラボンは薬ではありませんので保険適応がなく、薬と比較してお高くなりますが、一般的に販売されている価格より、割引しております。
また、安全性も評価されてきていますので、興味のある方はお申し出ください。
また、当院では高脂血症や骨粗鬆症の検査を行っており、必要な方には治療を行っております。
更年期以降の治療は不定愁訴に対する治療や高脂血症や骨粗鬆症のように予防的な治療をうまく組み合わせていくことが重要です。
現在治療を受けている方、また薬は怖いがどうすればいいかわからない方など、お気軽にご相談ください。
『普段から動悸がする』、『フラフラする』、『階段の昇り降りで息が切れる』など貧血が心配な方、
『コレステロールや中性脂肪、糖が心配』など肝臓、腎臓の一般的な血液検査をサボってしまっている方には貧血検査・肝機能検査等、一般的な血液検査を行います。
婦人科疾患はなく、異常があって他科の受診が必要な場合はご紹介いたします。
生理をずらしたい
旅行で生理をずらしたいという方は、予定生理の一ヶ月以上前に来院いただいた方がコントロールし易くなります。
避妊
現在当院ではIUD、低容量ピルをお勧めしています。なお、ピルの処方時は、子宮ガン検査・血液検査などを行うことをお勧めしています。
自分ではつまらないことだと思っていても後で取り返しがつかなくなるような大きな病気が隠れていることがありますので受診時は気になることは何でもお話ください。
|