入院(分娩)の予約
分娩予約は受付にてお受けしております。こちらに里帰りをお考えの方もまずはお気軽にお問い合わせください。なお、安全を考慮して月の分娩予約数が多い場合はご予約を受けできないこともございますので予めご了承ください。当院での分娩をお考えの方はなるべくお早めにご予約下さい。
予約時に分娩入院申込書(受付にてお渡ししております)と予約金10万円をお預かりしております。予約金は分娩入院時の費用に充当させていただいております。なお、転院、引越など当院で分娩されない場合はご返金致しますので、領収書は大切に保管下さい。
入院の時期
妊娠37週0日から妊娠41週6日の間が正期産です。
いつ陣痛が来てもいいように用意をしておきましょう。
破水した場合や陣痛が10分間隔もしくは1時間に6回となったら入院です。陣痛は個人差があります。初産婦さん、経産婦さん、お腹はあまり痛くないけど、腰が痛いとか、トイレに行きたい感じがする、破水したかもしれないとか・・・。とにかく心配になったらお電話ください。
日常的には分娩の時期になっても胎動があります。(お産前でも胎動はなくなりません)。
子宮の収縮に間歇があること(お腹がはっていても、子宮が柔らかい時間がある。)
出血や破水(おしっこかオリモノが多いのか区別がつかないことがよくありますので、気になったら外来を受診しましょう。)がないこと、胎動があることが大事です。
入院時に必要なもの
入院時に必要なものは、
■前開きパジャマ
■ハンドタオル
■ウェストニッパー
■洗面用具
■スリッパ
■生理用ショーツ
■ティッシュペーパー
■ガーゼ
■バスタオル
■ ハンカチ
などです。退院時の赤ちゃんの衣類も用意してください。
分娩予約の際に必要なもの
■当院の産科健診、分娩予約及び処置・手術承諾書
■ 予約金10万円
■入院分娩予約申し込み書(予約の際に受付でご記入いただきます。)
入院~分娩までの流れ
流れは下記のとおりです。
1 | 当院の陣痛室・分娩室は2階です。 診療時間は外来で診察をしてから看護婦と一緒に2階へ、診療時間外は直接2階のナースステーションにいらしてください。 |
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2 | 2階に着いたら、看護師がこれまでの妊娠経過、今の状態(破水したか?・何時から陣痛があるか?・陣痛は何時から10分間歇か?など)を伺います。その時、陣痛室か分娩室で胎児心拍数陣痛検査を行います。 |
3 | その後、分娩前までは陣痛室で過ごします。お産の準備の為に、ガウンに着替えます(ガウンは当院で用意してあります。) 分娩までの間、どうしても陣痛で力が入ってしまいがちですが、赤ちゃんや産道へのストレスをかけない様、リラックスして力が入らないように心がけてがんばりましょう。 |
4 | 赤ちゃんが出てくるには子宮の出口が約10cmに開いて、赤ちゃんの頭が出口のところまで下がってくることが必要です。 そうなったら、いよいよ分娩室に入ります。急変時に適切な対応ができるように、ブドウ糖液の点滴をしてお産に臨みます。 |
5 | 当院では立会い分娩を行っています。健診時にお申し出ください。 立会い分娩は母体及び胎児の状況を最優先とさせていただきます。医師が判断する安全を考慮したタイミングで入室いただきます。出産後は医療的な処置がございますので一旦退出いただきますが、終わり次第新しい家族とともにお時間を過ごしていただきます。但し、出産が重なる場合に限り、出産後早めに退出いただく場合がございますので予めご了承ください。 |
入院の期間
お産後の経過が順調であれば、お産した次の日を1日目として4日目に(産後4日間の入院になります。)退院となります。
お産後は全て個室入院となります。
個室によって差額料金が異なりますことをご了承ください。また、まれに入院状況によって妊娠管理用の相部屋(半個室)に入院になることがあります。
1日目:血液検査と診察があります。
2日目:ゆっくり体調を整えましょう。
3日目:お母さんの退院診察があります。
4日目:赤ちゃんの退院診察があり、その日の午前中に退院です。
帝王切開手術の場合は、手術の前日の14時ごろの入院となります。
手術後(手術日を含まない)、7日間の入院で、手術後2回の血液検査があり、6日目に抜鈎・抜糸を行います。7日目診察、退院となります。
好評!毎週火曜日・金曜日に、産後の精油を用いたオイルトリートメントをはじめました。
(日程や分娩の状況によっては、全ての方に受けていただけない場合もあります。ご了承ください。また、希望されない方はお産後にお申し出ください。)
入院の費用
入院費用については、費用についてのページをご覧ください。
面会の時間
午後2時から午後8時までです。当院では母児同室となっています。
小さなお子様は感染しやすく、知らず知らずに生まれたばかりの赤ちゃんや妊娠中のお母さんにそのウイルスを感染させてしまうことがありますので、御面会はなるべく御遠慮ください。
なお、当院は禁煙となっています。お母さん・赤ちゃんの健康を考えて、ご協力よろしくお願いします。
切迫流産や切迫早産での入院
妊娠経過中に腹緊や出血、子宮口が開いてしまい、切迫流産や切迫早産のため入院することになった場合は、ベッド上安静と子宮収縮抑制剤の点滴を行います。他に合併症がない場合は妊娠36週を目標に治療をしています。
それでもなお、早産にむかい進行してしまう場合は神奈川県の周産期システムにのっとり、高次医療施設に母体搬送となることがあります。
子宮頚管縫縮術について
子宮収縮がほとんどないのに自然に子宮の頚管が開いてしまうことがあります。その状態を放置したままにすると早産になってしまいます。そのため、子宮の入り口を縛ってお産が進まないようにする手術です。この手術後に感染・破水・切迫流早産が進行してしまうことがあるため、できない方もいらっしゃいます。
帝王切開手術
いろいろな原因によって自然分娩が難しいと判断したときに、お母さんの下腹部を切って、赤ちゃんを出してあげる手術です。
一度帝王切開手術をした方が次のお産を自然に行うVBACが欧米より盛んになり、日本でもいくつかの施設で行われていますが、子宮破裂のほとんどが前回帝王切開手術後の患者さんに起きていることから、当院では一度帝王切開手術を行っているお母さんには帝王切開手術を行っています。