今年もクリスマスのスペシャルディナーお出ししました。
本来ならばお家でご家族とクリスマスを過ごすところですが、このタイミングでご入院された患者様にとって
少しでも心温まるクリスマスをお過ごしいただきたいと思いを込めて今年もお作りしました。
召し上がられた患者様が喜んでいただけたら幸いです。
それではご紹介していきましょう。
今年はアイデアをたくさん詰め込むうちに少しボリュームが多くなってしまいました。
メインのお皿に、オードブル、サラダ、スープ、デザートの構成です。
今年のポイントはメインをチキンからポークのスペアリブにしてみました。
クリスマスといえば、ターキーやチキンが主役なのですが、おもいきってスペアリブに変更しました。
彩りと遊び心を取り入れたひとつひとつの盛りつけにもこだわりました。
まずはサラダから。ラディッシュとヤングコーンとそして雪の結晶に見立てたレンコンでシャキシャキした食感がアクセントとなったサラダに
仕上げました。
オードブル4品です。
・トウモロコシのムース とうもろこしのムースに牛乳を加えて、泡状に仕上げてふわふわの食感に。優しい甘みが口の中を包みます
・パニプリin ラタトゥイユ パニプリとはインドのスナックフードで小麦粉で器のように作ります。本日はそこにラタトゥイユをのせ、一口で召し上がれるように仕上げました。
・エビのカナッペ カリカリに焼いた一口大のパンの上にマヨネーズとバジルを混ぜたソースを、そして茹でたエビを載せました。エビとパンの食感の違いが面白い一品です。
・キャロットラペ ニンジンをマリネしてレーズンを入れました。酸味が利いてさっぱりとしたお味です。
続いてはメインのお皿です。
今年のポテトサラダツリーは例年より高さを出して作りました。ちょっと傾いてますが・・・
パイ生地を筒状にした芯を作り、クラッカーの台座の上にポテトサラダをツリーに形作っていきました。ブロッコリー、パプリカでクリスマスツリーを再現しました。
本日のメイン料理 スペアリブ盛り合わせです。
今年は定番のチキン料理を大胆に変更してみました。様々な形状のポークを盛り合わせ、食感の違いを出しました。
ソースは照り焼き風なしょっぱ甘い感じでそこにゆずの風味をきかせて、クセになる味付けに仕上がりました。
骨付きのスペアリブのうまみは最高でしたが、味に免じて若干の手の汚れはおおめに見ていただきたいです。
靴下型のエビピラフとミニサンタです。
クリスマスにちなんだ型を使ってライスをかたどってみました。生ハムのリボンがアクセントに。
実は明日のお昼もクリスマスの型を使った料理を準備しています。
そして、ミニサンタさん。ミニトマトにクリームチーズをはさんで、目はチョコレートを使用しました。
ひときわ目立つ色のスープはビーツのポタージュです。
ジャガイモとビーツでポタージュスープを作り、牛乳を加え、ホイップするように泡立てました。
泡状でふわふわの軽い口当たりでおいしくできました。
最後にデザートです。
クリスマスといえばということで特別にケーキをお出ししました。
夜、カロリーを考えてもあり得ないのですが、1年1回の特別ということで。
さて今年のクリスマスディナーはいかがでしたでしょうか。
外は冷たい雨が降っています。夜更け過ぎに雪に変わるかはわかりませんが、少しでも気持ちが温かくなっていただければと考えた料理です。
ホテルのような料理は出せませんが、一品、一品、手をかけてお作りしました。
これからも患者様に喜んでいただける食事を提供できるようにスタッフ一同がんばって参ります。
食事の時間が入院期間中のささやかな楽しみになれば幸いです。
母子ともに元気に、ママと赤ちゃん、そしてご家族の皆様へエールを込めて、メリークリスマス。






